iPhoneメモ その6 「iPhoneModem」

久しぶりにiPhoneの記事を書いてみたいと思います。
今回使うアプリは「iPhoneModem zsrelay」です。
別途、「OpenSSH」のインストールが必須となりますので、前もってインストールしておいてください。

iPhoneでの操作
1.「Cydia」から「Search」で「iPhoneModem zsrelay」を検索してダウンロード→インストールをする。

PCでの操作
2.無線LANの設定を行う。
プロファイル名　「任意」
ネットワークタイプ　「アドホックモード」
SSID　「任意」
チャンネル　「任意」
暗号化方式　「任意」

3.IPアドレスを手動で入力
IPアドレス　「192.168.10.2」
サブネットマスク　「255.255.255.0」
デフォルトゲートウェイ　「空白」

4.ブラウザの設定などを自動的に変更する設定になってる場合は変更をしない設定にして下さい。
＊プロキシの設定は一切使いません

iPhoneでの操作
5.「設定」の「iPhoneModem」を選択

6.「iPhoneModem」の設定をする
Enable Proxy　：　オン（必須）
Insomnia mode　：　任意（オンにするとスリープモードになっても接続が切断されません）
＊iPhoneModem利用時のみ有効にするのをお勧めします。
SSH on launch　：　任意（iPhoneModemが有効になった時に自動的にONにするかしないか）
＊常にSSHをONにしていない人はこの設定はONにした方が良いと思います。

Advanced　：　接続状況の詳細
Show Icons　：　任意（右上に「iPhoneModem」のアイコンを表示するかどうか）

7.「設定」の「Wi-Fi」を選択

8.無線の設定したSSIDのネットワークの→をタップして設定を行う
IPアドレス　「静的」
IPアドレス　「192.168.10.1」
サブネットマスク　「255.255.255.0」
その他空欄

PCでの操作 *9/24修正 後でやったらFirefoxで上手く繋がらなかったので、やり方を変更
9.SOCKS5の設定をする
下のアドレスからFreeCapをダウンロード→インストールをする。
http://freecap.ru/eng/?p=download
FreeCapを起動させて、設定を行う。
[File]→[New Application]から[Browse]で使っているブラウザやメーラーなど
iPhone経由でネットワークに繋ぎたいソフトウェアを登録する。
[File]→[Settings]→[Proxy Setting]
Default Proxy　：　192.168.10.1
Port　：　1080
SOCK v5にチェックを入れ、Apply→OK
FreeCap内のアイコンをダブルクリック又は再生ボタン(Run!)をクリックしてアプリケーション起動。

iPhoneとPCを無線で接続した後、BossPrefsで3Gを一度OFFにしてからONに戻し
iPhoneのSafariで適当なWebサイトを回覧すればSOCKSの設定が正しい場合、
iPhoneをモデム化して使えるようになります。

――9月24日追記/修正――
FreeCapの設定が面倒という方は以下の設定を行ってください。

SOCKSの設定をネットワーク接続すべてに適用してくれるProxifierの設定も書いてみます。
まず、下のアドレスからStandard版のインストーラー(exe)をダウンロードしてください。
http://www.proxifier.com/download.htm

ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行してウィザードに沿ってインストール。
設定の項目は3つだけです。

IPアドレス　：　192.168.10.1
ポート　：　1080
SOCKS version5にチェック

設定は保存しておきましょう。
無線デバイスを無効にしたりはずしたりした場合は、
次回有効時(利用)に設定をロードしないと上手く設定が有効にならない場合があるようです。

OptionsメニューのAutostartにチェックを入れるとPC起動時にソフトウェアが起動するようになりますが
iPhoneModemを使わない時もSOCKSの設定が有効になってしまうため、
iPhoneModem使用時のみProxifierを起動させるのが良いと思われます。

ちなみにこのProxifierはシェアウェア(有料/お試し30日)なので、ご理解下さい。
……googleで「Proxifier crack」とかで検索しないでネ♪

iPhoneメモ その5 「ファームウェア2.0.2編」

バージョン2.0.1が発表されてそんなに日が経たないうちに来ました。
バージョン2.0.2。
そんでもって、脱獄ツールも早速対応してくれました。仕事が早いですね～。

QuickPwn
http://blog.iphone-dev.org/post/46800837/my-little-pwnies-dressage

上のアドレス先のDownload here!からダウンロードしてってください。

やり方
1.PCにiPhoneを繋いで、iTunesの「更新」からファームウェア2.0.2にバージョンアップ。
*既に脱獄してる人、CydiaやInstaller等の非公式アプリは全て削除されます。
2.バージョンアップが完了したらiTunesを閉じて、QuickPwnを起動。
3.一番右のパイナップルのマークの「iPhone 3G」と書いてある画像をクリック。
4.「Browse」をクリックして、
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Apple Computer\iTunes\iPhone Software Updates\
の中にある「iPhone1,2_2.0.2_5C1_Restore.ipsw」を選択して右下の矢印をクリック。
5.「Cydia」と「Installer」にチェックを入れて、右下の矢印をクリック。
6.GO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
7.コマンドプロンプトが表示されるので、止まるまで待機。
8.止まったら、英文通りにEnterキーを押す。
9.電源切ってくれーって英文(～Power Off～)が出るので、
電源ボタンを長押しし、画面に表示される赤い奴をスライドさせて電源を切る。
10.これからこういう手順でやるぜ！！みたいな説明が表示されるので、準備が出来たら「y」を入力し、Enter。
11.操作開始のカウントダウンが始まります。
12.電源ボタンを5秒→ホームボタンを10秒→電源ボタンを離す→～Performing～が出たら成功。
(別に手順通りじゃなくても、DFUモードに入れば良いので、
電源とホームを10秒間同時押しして電源のみ離して待機でもOK)
13.ひたすら待つ
14.iPhoneが起動したら脱獄完了

脱獄してる状態からアップデートできないかなーって試してみましたが、やっぱりダメでした。
ファームウェア2.0.1以前のバージョンを使ってる人は環境が消えるのを承知して
ファームウェアのアップデートに望んでください。
こんな問題もあるみたいなので、面倒ですがアップデートしてみました。

iPhoneの受信感度の悪さは米国では訴訟問題にもなってるみたいです。
そんな電波状況悪いかな？光も通ってない田舎だけど、べつに普通なんだけど…。
鉄筋コンクリートに囲まれた窓のない社内でも電波通るし、
まぁ、電波良くなる分には構わないのでどんどんやってください。

コピー&ペーストもiPhone用のプログラムを開発した方が既にいるようなので
対応アプリももうじき出てくるのかな～？

iPhoneメモ その4 「ComicViewer/WinSCP/TouchExplorer編」

今回はCydia/Installer/App Storeではインストールできない
アプリのインストール方法を記事にしてみます。

http://cfuncname.seesaa.net/
こちらのページにございます、ComicViewerのインストールをしてみます。
使うのは2つのツールです。

脱獄者に必須のツールであろう、WinSCPとTouchExplorerです。
TouchExplorerについては既に開発者様が配布を終了していますが
再配布しているサイトがありますので、GoogleでTouchExplorerと検索してみてください。
おそらく2件目ぐらいにHITするサイトからダウンロードできます。

WinSCPはこちらのサイトからDownload→Installation Packageとたどってダウンロードしてください。
このツールのインストールは省きます。

で、問題の設定ですがTouchExplorerは
USBでPCとiPhoneを繋いでやるだけでアクセスできるようになります。
WinSCPは起動してみれば分かりますが、設定がなんのこっちゃ分からないと思われます。

まず、ここの設定を簡単にするためにCydiaからBossPrefsをインストールしましょう。
BossPrefsの中に3G・Edgeという項目がありますが、ここの右側にiPhoneのIPアドレスが表示されます。
(N/A)になっている場合は、IPが取得できていないので
一度Safariを起動させて、外部にアクセスすればIPの取得ができるので
それからもう一度BossPrefsの3G・Edgeの右を見てください。

126.xxx.xxx.xxxがiPhoneのIPです。
ちなみに画面が消えてロック画面に戻るとネットワークは切断されるので
その場合、もう一度Safariを起動させてネットワークに繋いであげないといけません。
ネットワークに繋ぐごとにIPは変化するので、同じ設定は使えないものと考えてください。
あと、BossPrefsのSSHという項目がOFFになっていたらONにしてください。

ここで取得したIPをホスト名の欄に入力→126.xxx.xxx.xxx(ネットワークに繋ぎ直すごとに設定が必要)
ポート番号は変更の必要なし
ユーザ名を入力→root
パスワードを入力→alpine
ログイン→なんちゃらかんちゃらなメッセージが出ますが、「はい」で良いです。

画面が表示されたら、左側がローカル(自分のPC)で右側がiPhoneです。
ファイル転送をする場合、3G経由だとSoftbankのサーバーに負荷をかける&遅いのでやめましょう。
ファイル転送はUSBで直接繋いでるTouchExplorerの方が何十倍も速いです。
なので、WinSCPはiPhoneのフォルダのパーミッションを変更する事だけにしましょう。

それでは、操作を一度TouchExplorerに戻します。
まず、アドレスのところに直接 /Applications/ と打ち込めば
アプリのインストールされているフォルダに移動します。
xxx.appというフォルダがいくつかありますが、これらの中にそれぞれのアプリが格納されています。
ComicViewerの場合は、解凍後フォルダの中を見ると「ComicViewer.app」というのがあるので
他のxxx.appというフォルダと一緒にApplicationsの中に入れてしまいましょう。

アプリによってはこれだけでOKみたいですが、ComicViewerの場合はパーミッションの変更も必要です。

上に記述してあるWinSCPの設定をし、ログインをします。
右側がiPhoneなので、アドレスのところに/Applications/と打ち込みます。
(一番上のフォルダまで行って、ApplicationsのフォルダをダブルクリックしてもOKです)

先ほどコピーしたComicViewer.appがあると思うので、
そのフォルダ上で右クリック→プロパティを表示します。
0xxxという、0から始まる4桁の数字が書いてあるところを、0755に書き換えて
再帰的にパーミッション～～～と書いてあるところのチェックを入れて、OKをクリック。
ComicViewer.appのフォルダのアクセス権限が書き換えられるので、終了したら閉じてOKです。

iPhoneを再起動してインストール完了です。

ですが、このままでは漫画のファイルがないので、漫画のファイルをiPhoneにコピーしましょう。
まず、画像ファイルの入ったxxx.zipというファイルを用意します。
どこでどうやって用意するのかは察してください。

TouchExplorerで、/private/var/mobile/Media/ にアクセスします。
アドレスを直接入力してもらってもOKです。
そこに「Comic」というフォルダを新しく作って、
そのComicというフォルダの中に用意したxxx.zipをコピーすればOKです。
このComicというフォルダに関してはパーミッションを変更する必要はありません。

毎度毎度箇条書きでスミマセン。わかりにくいですね、スミマセン。
コメント残してくれればフォローしますので…

iPhoneメモ その3 「WinterBoard/Customize編」

iPhoneの壁紙は、ロック画面の事を指します。
ホーム画面の壁紙は標準では変更できません。
アイコンもドックも充電画面も変更できません。ということで、タイトルのアプリを使って変更しましょう。

まずは脱獄していることが前提になります。

CydiaからSearchをタップし、「WinterBoard」と入れて検索をします。
見つかったら、そのアプリをInstall→Confirmとタップしてインストールしてください。
インストールが完了したら、ホームにアイコンが追加されます。
「Customize」も同じ流れでインストールしましょう。

「WinterBoard」のインストールが完了したら、
早速起動…ではなく、まずはアップデートを行ってください。
最新版とその前のものとでは操作方法が若干違います。
今回は最新版の操作を説明します。

WinterBoardで使用するテーマは、CydiaのSections内の
Themes(WinterBoard)の中からダウンロードしたものが適用できるようになります。
ある程度見た目は、DetailsのMore Informationから確認できるので好みのものをダウンロードしましょう。

次にWinterBoardを起動させて、適用したいThemesの上でタップします。
チェックが入ったものが適用されて、自動的に簡易的な再起動が行われます。
右側の三のところをタップしてスライドさせ、上下を変えると優先順位が変更されます。

例えば、
User Wallpaper
Chromium Keyboard
iGlassSol
この順番だと、iGlassSolのアイコン等を使い、
キーボードの画像はChromiumのものを、壁紙は設定で指定したものに変わります。
基本的には、好みのテーマ(アイコンやドック)＋好きな壁紙で良いのではないでしょうか。

次にCustomizeです。これは使用に注意してください。
Customizeでしか変更できない点もたくさんありますが、iPhone2.0.1に正式に対応していないのか、
壁紙がロックされて変更できなくなったりとか、Notepad等の表示が変になったりとかする場合があるので
もしもの場合自分で戻す自信がある方しかやらないようにした方が良いです。

行う前に/Applications/と/System/のバックアップを取っておくことオススメします。

まず、初回起動時にアカウントの登録があります。
こちらのページのRegisterから登録ができます。以下を記入して登録してください。
・Name/名前
・E-Mail/メールアドレス(iPhoneのものである必要はありません)
・Password/任意のパスワード
・Comfirm/iPhoneのシリアルNo(iTUnesで確認できます)

自分はWinterBoardで手の届かないところの変更をするのに、このCustomizeを使っています。
個々のアプリケーションのアイコン変更とか、充電中の画像の変更とかです。
使い方はTheme BrowserからFile Setsを選択し、変更したい部位を選び好みのものをダウンロード。

トップ画面に戻り、Customize Images/Soundsから変更したい部位を選び、
変更したいFile Setを選んでAppsをタップすれば適用されます。
適用されない場合、File Setsの対応するiPhoneのバージョンが違うか
書き込みの権限がない可能性があります。
この場合、WinSCP辺りでそのフォルダごとパーミッションを755に変更して
再度Appsをすれば書き込みできるようになりますが、あくまで自己責任でお願いします。

WinSCPやTouchExplorerについての記事はまた書きたいと思いますが、
現在TouchExplorerは配布していないらしいので、他のブログ等を検索したほうが良いかもしれません。

iPhoneメモ その2 「Cydia編」

昨日記事を書いてる途中でメンテに入ったせいで、すべて書き直し…。
まぁ、気を取り直していきましょう。

脱獄が完了すると、ホームに「Cydia」と「Installer」ができます。
これらを使って脱獄して、やりたかったことをやりましょう。
例えば、
・アイコン、壁紙の変更→WinterBoard/Customize
・iPhoneのWiFiモデム化→Terminal+3proxy
・Appleの不許可アプリのインストール→ComicViewer
・既存の設定で変更できない環境の変更→BossPrefs
この辺でしょうか。順を追って説明していきましょう。

やり方は、CydiaかInstallerかSSHか専用ソフトウェア(TouchExplorerなど)を使って
必要なアプリをインストールし、そのアプリを利用してやりたいことをやるって感じです。
ちなみにCydiaのSettingsは「User」ではなく「Hacker」か「Developer」を選んでおいてください。
(Searchをかけた時のアプリ等の見つかり具合が違います)

Cydiaを始めに起動させると、アップデートをするかどうかのメッセージがでますので
ここは一度「NO」を押すことをオススメします。
理由は、ここでアップデートを自動でまとめて行うとフリーズする可能性が高いからです。
1つずつ「Changes」からアップデートをかけておくのが良いかと思われます。
フリーズしたら、電源とホーム長押しで強制終了してください。

次は上であげた例の設定方法を書きたいと思います。